夏になると、溶けないものまで溶けてしまいそうな厳しい暑さを感じます。そんな中、暑さで溶け出してしまったかのような木製のドライフラワーベースをつくりました。溶けたような形状は流動的な印象を与えながらも安定性を兼ねており、滑らかな曲線と不均一な広がりが、静かに揺らぐ空気や時間の流れを想起させます。作品名の「夏器」は花器と掛けた造語です。